【城 跡 名】ホロカチャシ(幌加遺跡？)
【訪 城 日】2017年5月4日
【所 在 地】北海道河東郡上士幌町字幌加67林班ち小班･へ小班,86林班い小班･は小班
【形　　態】面崖式
【主な遺構】Ｃ字状１条
【位　　置】北の遺跡案内参照
【訪 城 記】
　この日は十勝方面のチャシ・ダム巡りをしました。道東道を降りたあと北上し糠平ダムに行った後、さらに国道273号線を北上しました。途中、「ひがし大雪自然館」で展示していた旧三の沢橋梁・旧五の沢橋梁やタウシュベツ橋梁が望める展望台がありましたが、時間の関係でパスしました。
　そのまま進み丸山橋の手前、左側に鉄塔がある場所で車を停め、鉄塔の方に進んでみると「幌加遺跡」の看板が倒れていました。その先に進むと鉄塔の前方の川沿いの所にカーブした壕のような溝のようなものがありました。ただし普通のチャシの壕はチャシの後背部に付け根を区切るように、あるいは囲むようにありますが、ここの壕は川に近い部分にあるのが若干不自然です。
　北海道チャシ学会のチャシ一覧や『上士幌町ひがし大雪博物館研究報告』第12号に載っている「音更川流域のチャシ」という論文ではホロカチャシとして紹介されていますが、北海道教育委員会の「北の遺跡案内」では幌加遺跡として登録されていますので、チャシではないと結論付けられたのかもしれません。(2017/5/4)

写真１：ホロカチャシの壕跡？	写真２：幌加遺跡の看板 (地面に倒れてました…)
写真３：ホロカチャシの壕跡？	写真４：ホロカチャシの壕跡？