【城 跡 名】ホニコイチャシ
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道標津郡標津町字標津１−２０
【形　　態】面崖式
【主な遺構】空壕：コの字状１状
【位　　置】北の遺跡案内参照
【訪 城 記】
　望が丘チャシのあと会津藩標津表ホニコイ陣屋を探してみましたが、よく分かりませんでした。『北海道のチャシ集成図Ｉ』にはホニコイチャシというのが載っており、壕が崖に面したコの字形なので、同じもののようです。
　あとで『北海道のチャシ』を見てみたところ、「1982年の調査でチャシであることが判明」とありますので、この陣屋はチャシを利用して建設したものなのかもしれません。(1999/7/30)

　ここは前回見つけられなかったところですが、作業上のような所の裏にタブ山チャシと同じ黄色の標柱を発見したので、もしやと思ったらやっぱりそうでした。
　ここはかつては会津藩が幕末に建てたホニコイ陣屋の跡と思われていましたが、発掘の結果チャシであることがわかったというものです。コの字型の壕とその内側に土塁があり、陣屋跡と思われたのも仕方ないなと思いました。(2002/5/5)

写真１：ホニコイチャシ全景	写真２：ホニコイチャシの空壕
写真３：ホニコイチャシの空壕